インフルエンザ予防接種
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インフルエンザ予防接種

当院では毎年10~12月にインフルエンザワクチンの予防接種を予約制で行っています。毎年9月ごろから、インターネットの診察予約ページhttp://tjnc.mdja.jp/にて、日時を指定して予約をとることができます。いまのところ、診察券番号がないと予約できませんのでご了承ください。(当院を受診されたことがある方のみ予約可能です)

あらかじめ予診票をダウンロードしてご記入のうえ、持参していただくと、来院してから診察までの待ち時間が少なくなります

予診票のダウンロードはこちら 

対象の患者様

  • 生後6か月~3歳未満:0.25ml×2回(1回目と2回目の間隔は最低2週間以上あける)
  • 3歳~13歳未満:0.5ml×2回(1回目と2回目の間隔は最低2週間以上あける)
  • 13歳以上:0.5ml×1回

費用

インフルエンザワクチンは自由診療であり、健康保険は適用されません。
(流通価格の変動により、接種価格を変更させていただく場合があります)

  • 13歳未満:3500円×2回(他院で1回目を接種し、当院で2回目だけ受けるのも可能です)
  • 13歳以上:平日午前診での接種3500円×1回、または平日午後診および土曜日での接種4000円×1回

効果

免疫力が正常な成人では、そのシーズンに流行しているウイルス株(種類)とワクチンのウイルス株(種類)が一致した場合は、一定の予防効果があります。一個人にとっては完全な予防効果ではないのが残念ですが、インフルエンザは非常に伝染力の強い病気ですので、感染者の数を減らすことによって、周りに伝染する確率が低くなり、患者さんの全体数を減らすという点では大きな効果があります。

また、感染を完全に予防できなくとも、長期の発熱や脳症などの重症化を防ぐ効果はみとめられており、インフルエンザの重症化リスクがある方を介護する方や医療従事者、妊娠している女性や乳幼児の保護者の方などには接種が勧められます。

1歳未満の乳児では免疫力が未発達のため、ワクチンを接種しても抗体(ウイルスを排除する免疫物質)が十分産生されない可能性があり、成人ほどのワクチン接種効果はないといわれていますが、保護者の方がその点を理解し、接種を希望される場合は接種して差し支えないとされています。(米国では生後6か月から推奨)

副作用

インフルエンザワクチンは生ワクチン(ウイルスそのもの)ではなく、不活化ワクチン(ウイルスの抜け殻のようなものです)ですので、ワクチンそのものによる副反応はほとんどありません。
接種部位の発赤・疼痛・腫脹(10~20%)、発熱・頭痛・悪寒・倦怠感(5~10%) :
通常は数日で消失します
ごくまれに、ショック・急性脳症・ギランバレー症候群等の可能性があります。

妊婦・授乳婦の方の接種について

ワクチン接種を受けても受けなくても、早流産・催奇形・胎児の成長への影響に差はないとされています。妊娠がまだ判然としない時期から、妊娠後期まで接種時期に制限はありません。いつでも接種できます。

新生児・乳児は免疫力が十分ではなく、インフルエンザの感染が重症化するリスクが高いので、伝染させないように保護者の方の接種が勧められます。また、妊娠後期(分娩予定の3~4週間前まで)に接種すると、母体で産生された免疫物質(抗体)が胎盤を通じて胎児に供給されるため、出生後の新生児の感染防御・重症化の防止に有用です。

授乳については、母体の免疫物質が母乳に移行することはなく、母乳を通じて乳児の感染を予防することにはなりませんが、つきっきりで世話をする授乳婦の方は、自身がインフルエンザに感染してしまって乳児を感染のリスクにさらさないためにも、予防接種が勧められます。

ワクチンに添加されている保存剤について

現在、国内で流通しているインフルエンザワクチンにはチメロサール(エチル水銀チオサリチル酸ナトリウム)という保存剤が添加されています。チメロサールに関して、以前、胎児の発達障害と関連しているのではと言われておりましたが、現時点では関連性を示す証拠がないとされています。

米国では妊婦に接種可能であり、日本産婦人科学会も「チメロサール含有ワクチンを妊婦に投与しても差し支えない」との見解です。チメロサールを含まないワクチンは生産量が限られており、一般的には流通しておりません。

鶏卵アレルギーについて

インフルエンザワクチンは鶏卵を使用して生産されているため、精製過程を経てもごく微量の鶏卵成分(卵白アルブミン)が混入する可能性があります。成人、乳幼児を問わず、強い鶏卵アレルギーがあって日常的に鶏卵の摂取を避けている方には接種できません。ただし、鶏卵アレルギーの乳児に授乳される方については、授乳によりワクチンが乳児へ移行することは考えにくいとされておりますので、接種は可能です。

毎年接種を受けないといけませんか?

日本のインフルエンザワクチンは不活化ワクチンであり、効果の持続期間は半年程度とされています。また、流行するウイルス株(種類)が毎年変化するため、毎年継続して接種することをお勧めします。

ほかの感染症に罹患している際のワクチン接種について

感染症の種類によっては、免疫力が低下してしまい、ワクチンを接種しても十分に抗体(免疫物質)が産生されないことがありますので、そのような疾患に罹患している場合は、しばらく回復を待ってから接種を受けるのが望ましいとされています。

麻疹:治癒後4週間、
風疹・水痘(みずぼうそう)・おたふくかぜ:2~4週間、
突発性発疹・手足口病・伝染性紅斑:1~2週間  

ほかのワクチンとの接種間隔について

インフルエンザワクチンは不活化ワクチンです。(不活化ワクチンに該当するものは、インフルエンザ・不活化ポリオ・DPT・DPT-IPV、DT、日本脳炎、Hib、肺炎球菌、B型肝炎、A型肝炎、狂犬病、破傷風、HPV等です)

不活化ワクチンの接種間隔については、2020年10月より接種間隔の制限がなくなりましたので、インフルエンザワクチン接種前に、どのワクチンを接種していても、制限なくインフルエンザワクチンの接種を受けることができるようになっています。

新型コロナワクチンも、インフルエンザワクチンに限り、接種間隔の制限はありません。(同時接種を含め、いつでも接種可能です。)

(生ワクチンを接種してから、その次の生ワクチンを接種するまでの期間は27日空ける(4週間後の同じ曜日から接種可能)という制限はまだ維持されています。生ワクチンに該当するものは、麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘・ロタウイルス・BCG・生ポリオ等です)

接種間隔の制限がなくなりましたので、他院で別のワクチンを接種したのち、同日に当院でインフルエンザワクチンを接種することもできます。

(新型コロナワクチンは、インフルエンザワクチン以外のワクチンとは、どのワクチンであっても接種間隔を2週間以上空ける必要があります)

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